※本記事は、愛犬と暮らす前に夫婦ふたりで旅していた頃の記録です。10年以上前の車旅での出来事を思い出しながら綴っていますので今の状況と異なる場合がございますので、当時の思い出とともに、旅の雰囲気だけを楽しんでいただけたら嬉しいです。
前日の高千穂神社~天岩戸神社、天安河原宮の記事はいかがでしたでしょうか?まだの方はこちらの神話のふるさと 宮崎 高千穂の第一弾「神話のふるさと高千穂を歩く|高千穂神社・天岩戸神社・天安河原を巡る夫婦で巡る秋の車旅」もぜひご覧ください。
高千穂のおさらいです。高千穂町は宮崎県北部、九州脊梁山地のほぼ中央にあり、神話の舞台としても知られるこの地は、四季折々の自然美とともに、多くの観光客を惹きつけています。
今回は、2013年11月ちょうど秋の紅葉シーズンに夫婦で訪れた高千穂峡を、車で巡りながら散策した旅の記録をご紹介します。
高千穂峡の定番スポット「真名井の滝」はもちろん、遊歩道から眺める渓谷の絶景、旅の癒やしとなる温泉やご当地グルメ、さらに翌朝の宮崎サーフィンまで、1泊2日のリアルなモデルコースとして参考にしていただければ幸いです。
遊歩道から始まる絶景の旅|川幅が変化する渓谷を進む
車を駐車場に停め、遊歩道へと進む手前の橋の上で記念撮影。

遊歩道入口橋の上で渓谷を背景に記念撮影
橋から見下ろすと川幅はまだ狭く崖が削られている様子がはっきりとわかります。水流が渦を巻いて削ったんだとすぐにわかりました。

崖の上から見下ろす高千穂峡の清流
とすぐに、高千穂峡の静けさに包まれます。最初は川幅も狭く、両側を迫るような崖に囲まれながら、足元には整備された道が続きます。

岩に刻まれた長い歳月の痕跡が印象的
進むにつれ、川は広がりを見せ、水の色が澄んだ青緑に変化していくのが印象的でした。木々の間からこぼれる光と色づいた葉が、幻想的な雰囲気を演出してくれました。途中にはベンチや写真スポットも点在しており、ペースを落としてゆっくり楽しめるのが魅力です。

柱状節理の岩肌と紅葉、青緑の水が織りなす高千穂峡の静寂な絶景
写真スポット満載|絶景と橋の振り返りショット
遊歩道の中盤に差し掛かかり振り返ると出発時に石橋の上から見た風景と逆に橋を見上げる風景に。先ほど記念撮影をした石橋の奥には高千穂大橋も見えました。その橋がまるで絵画のような構図を作り出し、SNS映えする1枚を狙うには絶好の場所。

上空に高千穂大橋、下に歴史ある石橋。紅葉の名所
また、川の向こうに続く渓谷と紅葉のコントラストがとにかく美しく、写真を撮る手が止まりません。

秋の彩りが映える紅葉風景
周囲には同じようにカメラを構える観光客の姿も多く、まさに「高千穂峡 写真スポット」として人気の理由がわかります。

秋の彩りが映える断崖の紅葉風景
高さと迫力を感じる真名井の滝|上から見る絶景とボート
さらに進むと、視界が開け「真名井の滝」が現れます。崖の間から流れ落ちる滝と、その真下を進む手こぎボートの姿は、高千穂峡を象徴する風景のひとつです。この風景は高千穂峡の観光パンフレットでも定番の一枚として紹介されています。

真名井の滝とボートが織りなす観光パンフレットの定番風景
今回はボートには乗らず、上から撮影に徹しましたが、それでも十分な迫力。青緑の深い川と、鮮やかな紅葉が織りなす色彩の美しさに、思わず見惚れてしまいます。

柱状節理の岩肌と澄んだ川が魅力の景観
高千穂峡は、実際に訪れて自分の目で見ると、そのスケールの大きさと美しさに圧倒されました。次回はボートに乗り下から見上げたり滝の近くまで行かれるなら行ってみたいです。

岩肌から湧き出す清水が自然の美しさを引き立てる
名称モニュメント前で記念撮影|紅葉を背景にパシャリ
遊歩道の終点付近には「高千穂峡」の名称が入った石碑が設置されており、多くの観光客がここで記念撮影をしています。

名勝・高千穂峡のモニュメントと紅葉を背景に
私たちも順番を待ち紅葉を背景に撮影して、旅の思い出を1枚の写真に収めました。人が少ない時間を狙うなら、早朝や平日午前が狙い目ですね。
あと池がありチョウザメの養殖をしていました。隠れた観光名所のようです。
この高千穂峡での朝食は宮崎名物冷や汁を食べてみました。
あまりのおいしさに画像撮り忘れ。。
高千穂温泉で旅の疲れを癒やす|露天風呂と静かな空気
高千穂峡の散策後は、近くにある「高千穂温泉」へ。地元の人も大勢入っていました。広々とした内湯と露天風呂があり、旅の疲れをじんわりと癒してくれました。

散策後に立ち寄った高千穂温泉(※現在は閉館)
露天風呂からは山の稜線や木々を眺めることができ、観光の合間に立ち寄るスポットとしてもおすすめでした。
※現在は閉館したとのことでとても残念です。
ランチはここで食べました。
高千穂温泉の休憩スペースでは、ちょっとした軽食も提供されていました。入浴後に注文したうどんは、ちくわ、ゆで卵、かまぼこ、そしてたっぷりのごぼうがのった具だくさんタイプ。散策で冷えた体がじんわり温まりました。

高千穂温泉でのランチにいただいたうどん。優しい味わいで、散策後の体にしみました
夜は宮崎市内の居酒屋でグルメ三昧|地鶏と焼酎の幸せ時間
夕食は宮崎市内に行き宿に近い居酒屋へ。炭火焼の地鶏、チキン南蛮、新鮮な刺身、そして地元のお酒。豊かな自然の中で育まれた素材の味を活かした料理はどれも絶品でした。

宮崎市内の宿近くの居酒屋「宮崎再生酒場」にて。乾杯前の静かなひととき

新鮮な刺身盛り合わせ。地酒と一緒に味わう至福の晩ごはん
味もサービスも満足度は高く、旅の締めにぴったり。夫婦で地元の味を堪能しながら、旅の出来事を語り合う時間は、何よりのご褒美でした。
翌朝は宮崎の海でサーフィン|波と青空の中で心地よく
翌日は早めに宿を出発し宮崎日向~日南の海へ。高千穂とはガラリと雰囲気が変わり、太陽の下、美しい宮崎の海が広がっていました。
良いポイントを見つけ軽めのサーフィン。この長旅でやっと海に入れました。波の音とともに過ごす朝は、とても心地よく、旅の終わりにふさわしいアクティビティでした。

朝焼けの中、静かに広がる宮崎の海。ゆるやかな波が心地よい時間を演出
🌟 次回予告|九州番外編もお楽しみに!
この旅の続きでは、日南フェニックスロードをドライブしながら海岸線の絶景を満喫し、霧島ではジャンボアジフライランチを堪能。そこから一日かけて京都へ向かい、最後は晴明神社を参拝します。自然・グルメ・信仰が織りなす濃密な1日旅、ぜひ次回もお楽しみに。
九州番外編日南から霧島ドライブ
まとめ|秋の九州ドライブにぴったりな夫婦旅モデルコース
今回の旅は、「秋の九州ドライブ」として、紅葉の美しい高千穂峡を中心に、自然、温泉、グルメ、そして海を一度に味わえる贅沢なプランでした。
高千穂峡 所要時間は散策だけなら1〜1.5時間程度ですが、周辺スポットや温泉を含めてゆっくり過ごすのがおすすめです。
「夫婦旅行 宮崎」の候補地としてもぴったりなので、ぜひ次の旅の参考にしてみてください。
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