
湘南らしい広がりのある空と海。観光とは違う、静かな鵠沼時間
湘南・鵠沼海岸というと、どうしても「観光地でにぎやか」ってイメージが強いのですが、でも実は、地元の犬連れたちにとっては静かな時間が流れるお気に入りの場所なんです。
このページでは、普段よく歩いている、引地川河口から片瀬川(境川)あたりまでの海沿いルートをご紹介。犬を飼い始めた理由はこちらの記事で紹介しています。
地元民の視点でありながら、愛犬と遊びに来てくれる方にもきっと参考になるはずです。
引地川河口からはじまる、のんびりコース

散歩はここからスタート。静かな浜辺での第一歩
スタートは、海浜公園の南側にある引地川の河口。ここから海に沿って東へ歩いていくと、遊歩道と砂浜が並ぶ静かなエリアに入ります。
ここ、朝や平日だと本当に人が少なくておすすめ。きちんと整備されたウォークロードを歩くもよし、気分で砂浜に下りて歩くもよし。寄せては返す波の音と潮の香りに包まれながら、愛犬と一緒にゆったりとした時間を過ごせます。
砂浜の感触が足裏からじわっと伝わってくるのも犬にとってはいい刺激になるんじゃないでしょうか。

波打ち際をぐんぐん歩く愛犬。鵠沼の砂浜は足取りも軽やかに
海にいるサーファーを横目に波打ち際でじゃれたり、貝殻を見つけたり。リードはもちろん必須ですが、楽しみ方は色々です。
季節と時間でガラッと変わる風景

空気が澄んだ冬の午後。富士山と波の音が心に残る一枚
このルートのもうひとつの魅力は、時間や季節によって景色が全然違うこと。夏の昼間は賑やかだけど、春や秋の朝、冬の夕方なんてほんと静かで、空の色や海の表情が美しいんです。
個人的には、冬の夕暮れに富士山がくっきり見える日がいちばん好きですね。空気が澄んでいて、散歩中にふと立ち止まって見上げたくなるような、そんな景色に出会えます。

冬の夕暮れ、富士山が浮かび上がる幻想的な鵠沼海岸の風景
犬連れマナーがちゃんとしてる地域

地元の人たちと犬が自然と共存する、やさしい空気が流れる鵠沼海岸
鵠沼あたりは、地元の人も犬を連れて散歩している方が多くて、お互いにちょっとした挨拶を交わしたり、距離感が自然に保たれたり、すごく過ごしやすいんですよね。
うんち袋とか水の持参も当たり前。初めて来る方でも安心して歩ける雰囲気だと思います。犬と一緒に歩いているだけで、なんとなく地域に溶け込んでいく感じがあって、これも鵠沼の良さのひとつです。
散歩のあとは、ちょっと寄り道も

散歩の終わりに見えるこの景色。何度でも見たくなるローカルのご褒美
遊歩道を歩き終えたら、帰りに少し内陸の方へ入ってみるのもおすすめ。地元の人に愛されているベーカリーとか、コーヒースタンドとかがぽつぽつとあって、持ち帰ってゆっくり楽しむのもいいですよ。
もちろん犬は店内に入れませんが、テイクアウトして海沿いで一息ついたり、自宅でのんびり味わったり。観光地とはまた違う、湘南の日常がそこにあります。
湘南での犬との散歩って、ただの移動じゃなくて、空気や季節や人との距離を感じながら歩ける時間なんですよね。観光で来る方にとっても、日常からちょっと離れた静けさを愛犬と一緒に味わえる、そんな体験になったら嬉しいです。
ぼくにとっても大切なこのコース、ぜひ歩いてみてください。
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