春の訪れを感じ始める頃、私たちは長野県の乗鞍高原へ夫婦で出かけました。
今回の旅の目的は、春先ならではの残雪の世界を歩くスノートレッキングと
山あいの温泉宿で乳白色の温泉に入り、囲炉裏を囲みながらゆっくり夕食を楽しむこと。
標高の高い乗鞍高原では、平地では桜が咲く季節でもまだ雪景色が残っており
冬と春が同居するような特別な風景やこの時期は野生動物に巡り合うチャンスもあります。
観光地を慌ただしく巡る旅ではなく、日中は自然の中を歩きまわり、夜は温泉、
美味しい料理を味わう、そんな大人の夫婦旅を楽しんできました。

春の青空と残雪の山々が美しい乗鞍高原の風景。
春の乗鞍高原へ
東京を出発し、中央道を経由して長野県松本市方面へ。
標高が上がるにつれて周囲の景色は少しずつ雪景色へ変わっていきます。
早春とはいえ、乗鞍高原周辺にはまだ多くの雪が残っていました。
青空の下に広がる白い雪原と北アルプスの山々。
何度見ても心を奪われる景色です。
到着した時点で空気はひんやりとしていて、街中とはまったく違う山の春を
感じることができました。

春とは思えないほど白く輝く山々に、思わず車を停めて景色を眺めました。
滝を目指し残雪の中を歩くスノートレッキング
今回の旅で最も楽しみにしていたのがスノートレッキングです。
途中のショップでスノーシューをレンタルして良さそうなコースを教えてもらいました。
以前、冬の王ヶ頭でスノートレッキングを初めて体験して、
またやりたいと常々夫婦で話していました。
本格的な登山ではありませんが、雪が残る遊歩道をゆっくり歩きながら自然を楽しみます。
春の雪は少し柔らかく、歩くたびに「キュッ、キュッ」と音を立てます。

春先の乗鞍高原に残る雪の上を、夫婦でゆっくり歩きました。
周囲には私たち夫婦以外誰もいなく、聞こえるのは風の音と鳥のさえずりだけ。
遠くに見える雪化粧の山々を眺めながらゆっくりコースに沿って歩き、
やがて雪解け水が流れる渓流、そして滝が見えてきました。
今回のスノートレッキングの目的地のひとつだった善五郎の滝周辺には、
春先ならではの静かな雪解け風景が広がっていました。
残雪の間を流れる水音を聞きながら歩いていると、乗鞍高原の自然の豊かさを改めて感じます。
しばらく渓流の流れや滝を眺めながら休憩。

善五郎の滝周辺で見た、春の雪解け風景。
囲炉裏のある山間の宿へチェックイン
乗鞍高原周辺には温泉宿が点在しており、自然に囲まれた静かな環境で過ごすことができます。
今回、「山水館 信濃」さんを予約しました。なんといっても囲炉裏を囲む夕食が最大の楽しみです。
宿に到着すると、まだ屋根や周辺には雪が残っていました。
ロビーの窓から見える雪景色だけでも十分に癒されます。
部屋で少し休憩した後は、さっそく温泉へ向かいました。

今回宿泊した「山水館 信濃」。木の温もりを感じる落ち着いた山宿でした。
雪景色を眺めながら温泉を満喫
もう一つの楽しみが乳白色の温泉です。
万座温泉には良く行ってましたが同じ乳白色の温泉なので気になります。
早速、露天風呂に入ると程よい濁りと香りが心地よい。

乳白色の湯にたっぷり浮かぶ湯の花。乗鞍高原らしい温泉の魅力を感じます。
素人ながら源泉掛け流しにこだわり、数は少ないけど全国の温泉を巡り
ちょっと温泉にはうるさい私たち夫婦。
この乗鞍高原温泉はベスト10に入る温泉です。
自然湧出のお湯をパイプで引湯して加水、消毒、循環なしみたいです。
硫黄泉は基本的に消毒がいらないので塩素嫌いには最高な温泉です。

絶えず流れ続ける乳白色の湯。硫黄の香りに包まれる乗鞍高原の温泉。
冷たい空気と温かい湯の組み合わせが心地よく、ついつい長湯してしまいます。
静かな山の中で温泉に浸かっていると、日常の忙しさを忘れてしまいます。
温泉好きの私たち夫婦にとって、この時間は何よりの贅沢です。
内湯でもゆっくり身体を温め、トレッキングの疲れを癒しました。
絶えず流れ続ける乳白色の湯。硫黄の香りに包まれる乗鞍高原の温泉。

静かな山の空気に包まれながら入る、乗鞍高原の露天風呂。
地元食材を使った囲炉裏を囲む夕食を堪能
乳白色の温泉をたっぷり楽しんだ後はお待ちかねの夕食です。
楽しみだった囲炉裏を囲み信州ならではの食材を使った料理が並びます。
山の幸や川魚、地元食材を中心とした料理はどれも美味しく、旅先ならではの楽しみです。
囲炉裏を囲みながら、炭火でじっくり焼かれる川魚や湯気の立つ鍋料理を目でも楽しめる、
そんな信州の山宿らしい夕食。
夫婦でゆっくり食事をしながら、その日歩いた景色や旅の思い出を話せる
こうした時間も旅の大切な楽しみのひとつです。

囲炉裏の炭火と湯気に包まれる、山宿ならではの夕食時間。

炭火の囲炉裏料理に加え、信州らしいそばや料理も並びます。
翌朝の静かな乗鞍高原の雪景色
翌朝は少し早起きして宿の周辺を散策しました。
朝の乗鞍高原はとても静かです。
朝日に照らされた雪面が輝き、夜とはまた違った美しさを見せてくれました。
空気は冷たく澄んでいて、深呼吸するだけでも気持ちが良くなります。
朝食をいただいた後、名残惜しさを感じながら帰路につきました。

朝の澄んだ空気の中で眺める、乗鞍高原の白樺林と残雪風景。
YouTube動画で見る乗鞍高原の風景
今回の旅の様子はYouTubeでも公開しています。
写真では伝わりきらない雪景色や温泉地の雰囲気、静かな自然の音などを
動画で楽しんでいただけます。
まとめ
春の乗鞍高原は、冬の雪景色と春の訪れを同時に楽しめる特別な場所でした。
残雪の中を歩くスノートレッキング、雪景色を眺めながら入る温泉、
そして囲炉裏を囲みながらの信州の美味しい料理。
どれも夫婦旅の素敵な思い出になりました。
観光地を巡る旅も楽しいですが、自然の中でゆっくり過ごす旅にはまた違った魅力があります。
静かな山の時間を楽しみたい方には、春の乗鞍高原はとてもおすすめです。
次回は季節を変えて、夏や紅葉の乗鞍高原も訪れてみたいと思います。
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